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NC課の精鋭たち

左から 西原・川野・三輪・榊原・長谷川

NC課は、数値制御(NC)による機械での加工作業を行うセクションです。お客様がイメージするものはまず、デザインデータ化され、CADで設計図が作られます。NC課ではこれを元に、加工のためのデータを作り、素材からフォルムを造形して、仕上げ部門に渡すところまでを担います。小さな部品から1/1モックまで、形あるものは何でも成形します。樹脂、鉄、アルミ、CFRP、ポリウレタンなど、さまざまな素材に対応しています。

NCの面白さ、魅力とは?

川野

川野
NCが担うところは、図面やデザインデータから形が生み出されるファーストステップです。量産ではなくすべてワンオフ。手がけるモノは、毎回、一つひとつまったく異なる条件、形状です。自分は、今はバスの後部のモデル加工(樹脂)を手掛けていますが、来週は全く違うものを扱います。CADデータから、自分で加工用のデータを作成し、機械加工をして形を出現させる・・・モノづくり好きとしては最高に面白い工程だと思っています。

三輪
そうですね。私も今はVAC型を担当して、自動車のドアの内側部分のところの成形ですが、毎回さまざまなものに携われるのは面白いですね。

榊原
同じものを作ることがほとんどないので、仕事に飽きることがありません。素材がだんだん削り出されて形になっていく過程はワクワクします。手がけたものが製品となっていく現場にいるのは本当に楽しいです。

長谷川
NCの仕事は一つひとつ加工していくこと。量産する流れ作業ではないことが、自分の性格に合っています。3Dデータが形になっていくというダイナミックなパートなので、神経は使いますが、やりがいがありますね。

西原
まだ経験が浅いので、加工がうまくいった時はやはり嬉しいです。「やった!」と、心の中でガッツポーズ決めてます!

ダイワ・エム・ティとの出会い

三輪(左) 榊原(右)

三輪
私の場合、「開発」がキーワードでした。転職組ですが、車関係の開発をやりたいと思って探していて、見つけたのがダイワ・エム・ティです。実際に見学させてもらって、自分がイメージするモノづくりの環境、開発の業務が多いところに惹かれて入社しました。今年(2014年)で7年になります。

榊原
僕も中途入社です。前職では自動車部品の製造に携わっていました。実はリーマンショックのあおりを受けてその会社がなくなって・・・もともとモノづくりが好きで跳び込んだ製造の世界でしたので、やはりモノづくりをする会社に入りたいと探して見つけたのが、ダイワ・エム・ティです。

西原(左) 長谷川(右)

川野
私は、NCの中では長谷川課長に次いで社歴が長いです。今年で13年。きっかけはCADでした。もともとCADをやりたくて入社したんです。一年くらいCADをやって、「自分は現場がいい、現場が合っている」と気付き、NCに移ってからは一筋。

長谷川
小さいころからプラモデルが大好きで、車やバイクにも興味があり、就職するなら自分の趣味やし好に合うモノづくりの会社がいいな、と思っていたところ、ダイワ・エム・ティとご縁があって早、社歴25年です(笑)。

西原
僕は昔から車が好きで、車関係の仕事に就きたいと思っていました。高校の就職活動で会社見学をしたときに、車の部位を一から作っている仕事内容や、活気のある雰囲気がすごく気に入って入社しました。

コミュニケーションと経験値と職人魂

川野
活気はあるね。部署が違ってもとにかくみんなよく話すしね。

西原
入社当時は本当にわからないことだらけで、いちいち聞かないと何もできない。でも、先輩はみなさん、できないことをわかるようになるまでちゃんと教えてくれます。それにみんな仲がいいんですよね。

長谷川
そうだね。家族的な雰囲気で、みんなで何かやることも多いね。昔からわりと「課外活動」も活発で、会社もそんな活動をサポートしてくれますし。昔っぽいかもしれないけれど、会社全体が大きな一つの家族的な関係で、なんでも話し合える風通しの良い環境で仕事ができるのは、大きな安心ですね。

三輪
コミュニケーションはとても大切です。たとえば、何か失敗をしたとしても、その情報を共有して、どうすれば今後そうした失敗をせずに済むようになるか、もっと良い方法はないか、と改善に向けて話し合えるところがこの会社のいいところ。うまくいったことはもちろん、誰かの失敗すらみんなの経験値になり得ます。

榊原
自分自身のスキルUpは当然ですが、課員全体のスキルを向上させるために、ワンオフのモノづくりの中でアイディアはどんどん共有して、難題にもチャレンジしていくことが大事だと思っています。

川野
NCは、オペレータの経験や技術、センスに依存するところが大きく、工数と完成度のこだわりとのバランスも、経験からはじき出されます。工数はかかるけれどこの製品ならこのやり方がいいかな、短納期で仕上げるならどうすればよいかな、こうしたことを常にディスカッションしながら、工数が短くてクオリティのよいものを出すにはどうしたらいいか、失敗したらその失敗を元に次はどうするかを、毎朝のミーティングでみんなで話し合うようにしています。

西原
僕はまだ新人なので、とにかく、同じミスを繰り返さないように、できるだけ工数を削減できるように、と常に緊張しています・・・。

川野
若い社員は経験が少ないですから、最初は絶対緊張するし失敗もするんです。でも、それを耐えてやっていけば、車の運転みたいに緊張せずにできるようになります。すべては現場の経験値、体で覚えて慣れていくことが一番だと、私は思っています。

特にNCの仕事は、頭で理屈を覚えたとしても、全く同じ製品を作ることはほぼありません。マニュアルがあってもそれで収まらないものばかりです。常に何かの応用、アレンジになるので、結局は経験がものをいう仕事なんですね。失敗しないようにとそればかり考えていると時間もかかるし精神的に疲れます。失敗したら同じ失敗をしないようにする、と自分の中で決めて経験を積んでいくうちに慣れていき、緊張せずに様々なアイディアが出てくるようになるんですね。

だから、コミュニケーションをとる中で私が気を付けていることは、実は簡単に答えを与えないことなんです。失敗したときは、本人が一番考えなくちゃいけません。考えることは大変です。考えるという経験自体、人生の中でもあまり多くないんですから。でも、本人が自発的に取り組んで考えないと、また失敗を繰り返してしまいます。先輩から答えを教えてもらっても、言われたことは忘れちゃうんです。身にならない。

西原
考え方自体がわからなくて、いつも悩みます。

川野
それを考えること、悩むことがすごく大事なんですね。
なんでこうなったのか? 次にこうならないためには、どうしたらいいか自分で考える。 答えが見つからなくても、とにかく考えて答えを出してみる。
自分の中から生まれたことを実践して、失敗でも何でも積み重ねていくことで経験値は上がっていくわけで、これはNCに限らずどの部署も同じです。 本人に考えさせて、何かしらの答えを持ってきてからアドバイスすることで、「考える」力が付くように気を付けて話をしています。

ワンストップと出来映えの差がダイワ・エム・ティの強み

榊原
自社の強みについては、あまり同業他社の製品に触れる機会がないので比較して考えたことはないんですが・・・。たまに他社の加工品をみると、僕たちが作るものの方が、断然きれいにできているな、と感じることはあります。

川野
たしかに、品質が良いと言っていただけることは多いようです。営業がお客様に納品する際、「ダイワの製品は出来栄えがいい」「見栄えが良くてきれい」「使い勝手が良い」「壊れにくく持ちが良い」など、お客様から嬉しいお言葉を頂戴していることを聞くと、やはり嬉しいですね。
現場では手作業で仕上げるのですが、その最終的な仕上げの腕、手仕上げの技術が、他社でにはないものなのではないかと思っています。他社はここまでだけど、ダイワはもうちょっとここまでやる、みたいな。その差がお客様の中で好評価を得られているのではないかなと思いますね。

三輪
全社的にそうだと思うんですが、それぞれが自分の仕事だけに集中するんじゃなくて、全行程の中の流れの中でどうあるべきかを常に意識して動いています。今、ここをこだわってやらないと次が大変、といったイメージでやっていますね。

川野
NCでは製品の「パーツ」の加工が多く、完成品が全然想像できないモノを手掛けている方が多いんです。たとえばデジタルカメラ一つとっても、全部で何パーツある? って思うと、今、身近にある製品の一つひとつが、膨大なパーツを組み合わせて作られていることがわかると思います。その一つひとつのパーツを形にするとき、モノづくりの現場ではものすごい経験値と知恵が込められているんですね。

榊原
完成形が見えない仕事が多い中で、クルーザーの加工は面白かった!自分たちが作った分割されたパーツが、現場で仕上げ加工されて組み上がった時は、「おおーすごい!」と感動しました。

西原
あれは僕もすごく思い出深いプロジェクトです。

長谷川
各自の職人気質が持つこだわりもダイワらしいと思いますが、やはり一番の強みは、どんなものでも作ってしまう体制と、技術力があることだと思います。人がイメージする「形あるもの」なら、ダイワ・エム・ティに入れると、デザイン~CAD~NC~仕上げ、さらには量産機の製造までワンストップで対応可能です。これらの機能が一つの会社にあるというのは実はかなりスゴイこと。コストや納期も含めて、お客さまに安心して任せていただける体制があることが、ダイワ・エム・ティの一番の強みだと思っています。

 

2014年10月取材

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