アンガーマネジメント研修を全社的に実施

「イライラ」「パワハラ(パワーハラスメント)」「あおり運転」など、「怒り」の感情をコントロールできないことに端を発する社会問題が、ニュースにならない日はありません。職場でも、人間関係がなにかぎくしゃくする場合、その背景には「怒り」がきっかけとなって引き起こされる問題が少なからずあるようです。

2019年1月28日、ダイワ・エム・ティではこの分野に詳しい専門家を招聘し、今話題の「アンガ-マネジメント研修」を全社員に向けて実施しました。パワハラ、あおり運転などを引き起こす「怒り」をどうコントロールするか、また新人教育で意識すべき感情などについて、勉強しました

アンガーマネジメントとは、「Anger=イライラや怒りの感情」を「マネジメント=管理する」ための技術です。1980年代、アメリカのいじめや暴力事件などの危機介入や予防教育として、「怒りの感情と向き合う方法を学ぶこと」を学校教育で始めたのがきっかけです。その後、カウンセリング、医療分野、ビジネス分野、スポーツ分野などに広がり、ビジネスの分野でも注目が集まっています。

今回は、医療法人財団新六会 大富士病院 精神保健福祉士 社会福祉士の渡辺大氏を講師に迎え、「企業におけるアンガーマネジメント~怒りの感情に振り回されないためには~」と題した講演と質疑応答で、「怒り」のメカニズムと、その感情が自分に起きた時の対処法や、人間関係を良好にするコミュニケーションの方法について学びました。

誰もが考え方のくせ(イラッと思考)を持っているそうです。それが他者とのコミュニケーションの中で増幅し、「怒り」の感情が湧きあがり、思わぬ行動へとエスカレートしていきます。自分のそうした感情に気付いた時に心と体を落ち着ける方法があること、「怒り」につながらないコミュニケーション方法があることを知りました。

製造業である当社は心優しき工場男子の多い職場ですが、今回のアンガーマネジメント研修を通じて学んだコミュニケーション法を実践して、よりチームワークの強化に励み、質の高い製品を世に送り出したいと考えています。「怒り」という感情について理解する、よい機会となりました。

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