社内技術コンテストを実施

ダイワ・エム・ティでは、2017年4月、第1回社内技術コンテストを実施しました。
これは、100年という時代を経て培われたダイワの技術力を、これからも長く継承していくことを前提に、まずは一人ひとりが基礎技術をしっかりと身に付けること、その技術を戦力として高めていくことを目的としています。

「基礎技術を身に付けること、各自が技術力を高めること」

入社式では社長が、新入社員へのエールと共に、全社的にこれを徹底する旨を従来の社員に向けて発信しました。
そして、基礎技術の向上を目指す仕組みとして、技術コンテストを開催することにしたのです。
技術コンテスト(初級)の課題は、CAD設計部が作成した設計図を基に、正確な完成品を仕上げること。
合格ラインの基準を明確にして、製造部全員が課題に取り組みました。 第1回目となる本年度のコンテストには、製造1部、2部から22名が参加しました。

主なチェック項目として以下の5点を掲げ、明確な採点基準に従って各自の完成品を採点しました。

① 図面を見て理解できているか
② 形をイメージできているか
③ 作業手順をシュミレーションできているか
④ 必要な道具を使えるか(正確に使えるかを含む)
⑤ 決められた寸法通りに製作できるか

結果は・・・やはりベテラン勢を中心に高得点! しかし、合格ラインを越えたものは何と6名と、予想を下回りました・・・。

今回は製造部全員でこの技術コンテストの課題に取り組みましたが、部署によっては樹脂に触る機会がない社員もいます。初めて樹脂と格闘する社員のなかには、「なんでこの作業をしない自分たちが参加しないといけないの?」と思ったものもいるでしょう。

しかし、ダイワMTはそもそも「木型屋」として創業しています。その伝統を引き継いでいく意識を高めることを目的に、コンテストにはどの部署も参加するという社風にしたかったので、皆の理解を得るよう説明を尽くしました。結果、仕事上はこうした工程に直接かかわらない部門も積極的に課題に取り組み、高得点を得た合格者が当該部門から2名入っていたのは頼もしく思います。

折しも、日本の製造業にスポットを当てた、良質のテレビドラマが次々と放映されています。
観るたびに昭和の高度成長期を支えてきたものづくりの魂に触れ、その一端を担い、歴史を継承するものとして、あらためて背筋が伸びる思いを強くしています。

「基礎技術」をしっかりと身に付けることが戦力となり、「ダイワブランド」を継承していく・・・。
この思いを社内全体に社風として伝えたいと、社長の号令でスタートした技術コンテスト。
初めての試みですが、技術力をこのように数値化、可視化して俯瞰することの重要性を感じました。

結果は社内公表しています。「あいつには負けたくない」という良いライバル心が、社の技術を向上させるエネルギーになることを期待し、今後も技術コンテストは継続して実施していく予定です。
これからもダイワMTは、技術力の向上に全社一丸となり精進してまいります。

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