第2回 社内技術コンテストを実施

ダイワ・エム・ティでは、第2回社内技術コンテストを実施しました。

当社では、100年という時代を経て培われたダイワの技術力を長く継承していくことを前提に、まずは一人ひとりが基礎技術をしっかりと身につけること、その技術を戦力として高めていくことを目的として、社員を対象に様々な技術力向上プログラムを実施しています。

今回の社内技術コンテストの目指すところは、「基礎技術を身につけること、各自が技術力を高めること」。2回目となる今年のコンテストには、CAD設計部が作成した設計図を基に、製造1部、2部のメンバー全員が挑戦。正確な完成品を仕上げる技を競いました。

今年の課題はこちらの図面です。

コンテストでのチェックポイントは
・角度を持った平面の仕上げ
・様々なRの取扱い
・外周の正確さ(製品同士を組み合わせることができる精度)
・道具のメンテナンスや使い方
などなど。

基礎的なチェック項目を含みつつ、昨年度よりも難易度が高くなっています。そのため、新人の中には、課題を見たとたんに「できない」と感じて、腰が引けてしまった者も・・・。確かに、キャリアが短い人にはハードルが高かったかもしれません。

結果は、合格レベルとするA、Bランクをクリアしたのは熟練工と中堅のみ、若手はCランクにとどまりました。今後特に若手に向けての技術教育をそれぞれの部門で行い、基礎力の底上げに努めます。

この結果を受け、工場長は次のように所感を述べています。

「ベテラン技術者の、形を作り上げる上で大切な『寸法をしっかりおさえる』技術は、さすがだと感じました。若い技術者から中堅技術者には多少のバラつきがあり、普段使い練れていない道具に苦戦し、精度よく見た目も美しく造ることに苦労した印象でした。
また、普段から機械で加工される事が当たり前だと思っている若い社員には、良い勉強になったと思います。造形の技術も大切ですが、図面を見て形をイメージする力もつけて欲しい。面の構成を理解していないと、ほんの僅かなズレでも図面と異なる形になってしまうことを学んで欲しいと思いました。
『ダイワ・エム・ティ』にある技術を皆が身につけられるよう、向上心を持ってこれからも作業に取り組みましょう」。

製造業は、技術の継承が常に課題です。当社も、昔の木型製作のように1~10までのすべてが手作業ということはありませんが、そもそもの作りこみ方や考え方を学ぶために、手作業で行うプロセスを学ぶことは絶対に必要なプログラムだと考えています。また、仕上げの美しさも、当社が誇る「Daiwaクオリティ」にこだわり続けたい! 全社員がmade in daiwaの製品作りを身につけて欲しいので、今後も基礎技術にフォーカスした技術コンテストを継続していきます

次年度は「基本」を学ぶ「職人塾」(仮称)をベテラン社員により開校し、さらに基礎から徹底した教育していく体制を作ります。そして、10年後に向けて、人材育成により一層力を入れていく所存です。

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