ダイワMT版『魔改造コンクール』決戦の日!優勝チームは・・・?

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長らくお待たせいたしました。

過去2回にわたりご紹介した、ダイワMT版『魔改造コンクール』がいよいよ決戦の日を迎えました!

ダイワMTでは、「ものづくり技能塾」や「技術コンテスト」など、社員の技術力向上を図るための企画を実施しています。技術コンテストが、「いかに樹脂材を使って、指示通り、美しく、正確に課題をつくりあげるか」を重視するのに対し、ダイワMT版『魔改造コンクール』は機械の設計・組み立てに関わる技術、能力を競うもの。社内のデットストック部品を使って、ピンポン玉をいかに遠くに飛ばせるマシンを開発できるかを競います。

名付けて「ピンポンダッシュ!!」。各チームの研究・開発の成果がいよいよお披露目されます。
(チーム紹介やマシン開発中の様子は、ぜひ過去記事をご覧ください)

競技順:


萬屋さとちゃん 装置名:タービュランス
2つのローラーにエアーを当てて高速で回転させる。2つの回転するローラーの間にボール装填し飛ばす装置。野球のピッチングマシンのイメージ。この形でいかに遠くまで飛ばすか? 部品、材質、設置位置、すべてが工夫のかたまりです。

 


SAIMO 装置名:真空砲
筒の内部を真空にしてセロハンを破ることで、大気を一気に流入させ玉を発射させます。初めは真空ポンプを使う予定でしたが、予算が合わずエジェクターと100均商品を利用して作りました。シリンダーの取り付けや、筒の移動した面が合わず中々真空にならずに苦労しました。

 


River Island 装置名:けんちゃん砲
空気圧を利用した発射方式で作成した装置です。発射口のOリングの径を変更できるようにアタッチメントを取り付けられるようにしました。Oリングの溝のサポート材を除去する点にとても苦労しました。このサポート材をしっかり除去しないと、ピンポン玉を正確に飛ばすことができなくなってしまうのです

 


ルイと愉快なおじさんたち 装置名:Final production
装置は、塩ビパイプの中で空気を一気に圧縮することでピンポン玉を飛ばす機構です。50mmと100mmの2種類のシリンダーを使い、ピンポン玉の補充をスムーズに行えるようにした点と、見た目のインパクトにもこだわったところがポイントです。2発目の球を補充する位置など、動作に苦労しました。

 


飛ばし太郎 装置名:竹SHOW!!
竹をシリンダーの力でしならせ弾くことでピンポン玉を飛ばす仕組み。製作費をなるべく安価にするよう、1個のシリンダーで球の補給と動力を兼ねました。思った以上に紐が引っ張りきれず、しかも竹に変な癖がついてしまい、球がまったく飛ばなくなってしまいました(汗)。応急措置を施し、本番を迎えました。飛んでくれ!(祈)

 


RING 装置名:琉乃介砲
シリンダーにバネを付け押し出す力を強くし、エアーの力を最大限にしたまま球を飛ばす仕組みです。発射口を40パイ、シリンダー押し出し口を150パイにしてエアーの勢いを伝えやすくするよう、工夫しました。エアーの力を最大化するため、エアー圧で球が潰れてしまうのを防ぐのに、苦労しました。

 


さあ、それぞれのチームから自慢の装置が出そろいました。

各チーム、最後まで調整に余念がありません。

舞台はこちら。このコースでピンポン玉の飛距離を競います。各チーム2回ずつ、挑戦することが可能です。

ダイワMT版『魔改造コンクール』いよいよ、ピンポンダッシュ競技開始!
いけーーーーーっ!!!

 

 

▽「萬屋さとちゃん」から「飛ばし太郎」までの悲喜こもごもの挑戦

6チームの競技の結果は以下の通りとなりました。

競技結果一覧 優勝はチーム「RING」でした!

優勝は、チームRINGでした! おめでとうございます!!
なんとなんと約30mという距離での、競り合いになりました。

▽「RING」の挑戦と結果発表の様子

ダイワ・エム・ティが技術の承継を目的に毎年開催している、恒例の「技術コンテスト」は、日常的にデザインモデル製作などを手掛けている製造1部のメンバーに比較的有利な課題であり、個人戦。しかも設計図通りのものを寸法違わずに作ることを競い合います。

今回のダイワMT版「魔改造コンクール」は、個人ではなくチーム戦で技術を磨き合うことを目的に企画しました。また、今回の課題は日頃設備機械をアッセンブルしている製造2部が有利になるので、チームは各部門のメンバーで構成するよう、チーム分けを考えました。

さらに、設計図などなく一から自由に考えることを重視しました。これからはますます顧客が望む動きを一から考えることが増えていきますので、その訓練も兼ねています。そのため、どのチームもまったく異なるアプローチ、手法で課題に取り組み、非常に面白い企画となりました。

忙しい毎日の中から時間を捻出して、知恵を絞りだし装置を開発した各チーム。中には後ろに飛んでいって失格となってしまったり、転がすだけで距離を出そうとしたり、飛ぶけれどまるであさっての方向に行ってしまったりと、すべてのチームが思い通りにいかないことから多くの「気づき」を得たはずです。

ダイワMT版「魔改造コンクール」も、技術コンテストと並ぶ当社の定番企画として定着させていこうと考えています。次回もご期待ください!

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